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2010年5月30日 - 2010年6月5日

2010年6月 4日 (金)

ボーイミーツサーモン(1)

ちょっと前に、

くる日もくる日もデスクでPCと
にらみ合ったまま、メールやらワープロ打ち等ばかりしていると
だんだんに気分が鬱屈してきて死にたくなるので注意せよと
社会人になったばっかりの時に教示を受けて、うわあこわい気をつけなきゃなあと
思いながらくる日もくる日も デスクでPCと向かい合ってメールやらワープロ
打ってばかりいたら 気分が鬱屈してきてたまらなく死にたくなったので
上司に相談したところ、

そんじゃあ札幌いって仕事して来て

と言われたので
札幌に行く羽目になった。

土曜日の朝に仕事を立ち上げるととりあえず日曜夜まで自由に時間が使えるので
せっかく北海道に来たのであるから やっぱりあすこいかなきゃねと
かねてより閲覧を希望していた スポットを目指す。

今、北海道っつたらやっぱり


旭山動物園

ではなくて。死ぬ程込んでて死にたくなったらやだし。

目指す場所。それはここだ

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ここだ

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これだ

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「豊平川サケ科学館」
北海道つったらやっぱしサケでしょ。サケだよね。イクラ赤いし。

札幌市の中心を流れる豊平川、先の大戦後の水質悪化によりサケの回帰は
すっかり途絶えてしまい、こりゃいかんではないかと下水道の整備事業を
経て1970年代末、再び川を上り、躍動するサケの姿をこの川の情景に
取り戻さんと シェーンならぬサーモンのカムバック運動が起こり、稚魚の放流を開始。

そしてこの運動の拠点、ならびにサケその他北海道に住む淡水動物の生態に
関する知識啓発の場として1984年に建立された入場無料のありがたい施設が
このサケの科学館なんでありんす。

さあ、カムバック!と心の中で訳のわからん雄叫び、入館と行く前になんか
生け簀みたいのがあるのが気になって、建物の裏手に回ってみると


どばん

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日本最大の淡水魚、近年はめっきりその個体数を減らし、「幻の魚」
と言われる「イトウ」がどばどばかっぱらい放題っぽい感じの生け簀で
所狭しと回遊状態。

釣り吉三平なら「ひゃっはー!」とか言ってるで「ひょっほー!」とか。

養殖とはいえこんだけ群生してるとありがたみも半減だが、さすがは
「幻の魚」だけあって、どでかいながらもまるでU.S.S.R製の原子力潜水艦の
ような無駄な装飾を省いたどことなく気品溢れるたたづまいで威風堂々と回遊
してあらせられる。

ほんとに単なる偶然にすぎないのだけど私の性と同音の名を持つことも
なんとはなしに親近感を持っちゃったりして

やっぱりイトウはノーブル(高貴)なんだよね、
お上品なんだよね、いいよね。

将来は雑誌で座談会だよね。

なんて口の端をゆがめてにたにた笑いながら
科学館のエントランスをくぐるといきなり眼前に飛び込んで来たのは
サケならぬイトウに関するある貼り紙


イトウにえさやれます。

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「エサくれぇー」って。。

卑屈な感じのシャウトを見ると同じ名を名乗るものとして
先程、ノーブルな感じにシンパシーを感じていた胸の中が
哀しみに満ちあふれて来たのだが、エントランスでくじける訳に
もいかないのでグッとこらえて入場する。

サケの剥製がおでむかえ
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巨大パネルでサケの生態やら我々人類との交錯のあらましを解説したり

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カムバックサーモン運動のVTRが流れていたり。
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やっぱり「ちゃんと」してるなあジャパンスネイクセンター基準で見ると
なんでもちゃんとして見えるなあ。科学してるなあ。
とさして広くもない館内をぽつぽつ歩いてると バン、でました
ありがちなゆるさ爆発企画、
その名も「カムバックサーモン書展」

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よけいなお世話といったらそこまでだが
カタカナで「サーモン」とかお習字させられてるお子様の将来は大丈夫
なんだろうか?「鮭の生命」ってのもシュール度満点だし。
みんながんがん書いてるし。

なんてこと言ってるうちに、さして広くもない 館内はもはや徘徊しつくした
感があって、なんかカムバックは いいのだけれど
なんてゆうのかなあ生命の息吹ってゆうんですか?
カムバックサーモンの胎動ってゆうんですか?
なんかライブ感にかけるんですよ。ライブ感に。
と、イトウ目撃したときの感激は棚にあげてうそぶく

つまるところ動く鮭はおらんのですか?

なんてきょろきょろしてたら
「地下観察室」と銘打たれた地下に続く階段発見
その先は漆黒の回廊、壁面に黒くきらめく巨大水槽がずらっと並ぶ
デカダンス、アングラ、KGB、レポ船、密猟、
そんな北の大地のネガティブを総和したような雰囲気に気圧されながら
先へ向かう、客は俺一人。

で続きます。

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