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2010年5月23日 - 2010年5月29日

2010年5月29日 (土)

2010 家の戸棚をあけまして

わーい、ノスリをいい感じで撮影できたぜ。

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オールバックがかっこいい。伊武雅刀的なダンディズム。


やったーモズもいい感じだ。

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かわいい。はやにえ萌え。


おお、さくらそう水門かっこいい。いい水加減ですね。

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てな感じで年の瀬に年賀状も大掃除もほったらかしで 、埼玉は秋が瀬公園で久しぶりに鳥撮影に興じ、ああ、猛禽類とかも はじめてちゃんと写真とかとれてうれしかったなあ。と鳥に馳せる思いを抱いて
帰郷したのが撮影翌日の大晦日。


テレビもねえ、暖房もねえ、吉幾三みたいな実家の部屋で 震えながら新年を迎え、ふと、何年も閉ざされたまま、誰にも気にされていなかった 開かずの戸棚を開いて見ると、

どばん。ここだけ時が止まっていた。

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幼き頃、親に買い与えられた図鑑群達の一部が家の片隅の戸棚で息を殺しながら集団越冬しておったのである。右端の「かちく」てのもなんか気になる。


国際情報社「カラー図鑑」
うっかり発行年とか見てこなかったので どんくらい前のか正式には不明なのだけれど、おそらく幼稚園くらい?では なかろうか。

鳥つながりで5巻、「とり」をセレクト。

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とてもビンテージ感に富んだ装丁を開くと、中はアウトサイダーアートの宝庫。すなはち幼児的落書きである。

2010年を迎えるにあたり、うたかたの泡沫のごとく過ぎ去りし幼き頃の無垢な感性をひも解くのもまた一興なり。

さあ、鑑賞スターティング。

表4では鳥類各種のシルエットのトレース。

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一番下のダチョウらへんまでくるとかなり飽きてきてるのが一目瞭然。
昔から詰めが甘かったんだな。


中身のアウトサイダー落書きにおいてコンセプトのごとく一貫しているもの
があって、それは


カモメのなかま
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カワセミのなかま
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シギのなかま
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フクロウのなかま
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一心不乱ともいえるクチバシへの強い執着である。

彼(幼児期のわたし)とクチバシの間に一体何があったのだろうか?
執拗にクチバシのみを切り出し、とにかく描画、描画。

リビドー発達段階(口唇期とか肛門期とかっていうあれ)でいえばクチバシ期とでもいうべき心理状態か?フロイトかユングに聞いてみたいものだ。

こんな行為に没頭している幼児を見たらすぐ止めさせたほうがいい。
こんなんなってしまうから。


ツルのとんがった感じを表現するのはかなり難しかったらしく 苦悩が暴れた線となり
キャンバスを行き交う。

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男児が畏敬の念を抱く鳥類といえばやはり猛禽類(ワシとかタカ)
クチバシ描画にもひときわ気合いが入っている。


ハヤブサにいたってはくちばしのみならず、その飛翔形まで克明に記す。
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しかも頼んでないのに2匹もだ。

コンドルくちばしへの執着はすごい。クチバシへの執着でいえば サイモン&ガーファンクルにも
負けてはいない。
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なかなか納得のいくクチバシが描けなかったものとみえ、
おびただしい書き直しの後。
途中口開けてるのあるし(笑)


カルフォルニアコンドルには謎のコメント
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「かんぜんてきに」

なにが?

カリフォルニアコンドルのくちばしを我がものにしたという達成感のあらわれか?
たしかに先っちょのくいっといってるとこなんかは他のよりうまくいってはいる。


キング オブ 猛禽類いや鳥類であるワシのくちばしにかける情熱は圧巻。

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「ちがう、オオワシのくちばしはこんなんじゃない!」と叫んでいたかどうかは今となっては知るよしもないが、書いてはぐじょぐじょの繰り返し。

力が入るあまりほとんどのくちばしが下あごの方が長い、つまりしゃくれている。

後年、水泳の時にピラニアのまねをして下あごをつきだして泳いでいたらあごの噛み合わせが
上下逆になってしまい、治療に苦しむ事になる、その未来を予見していたかの様だ。

右ページのヘビクイワシに至ってはクチバシを描き直しているうちに
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顔が気に入ったらしい。打ち首された苦悶の表情がよく出ています。

ガッツ星人とベルク・カッツェの合いの子みたいだ。
わかりにくい例えですみません。いちおうのせときます。

ガッツ星人
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ベルク・カッツェ
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燃えさかる星になってしまうヨタカ
なにげに解説文も味がある。鳥のにんじゃともいえるなかまです。
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3回目でいい感じに。最初のはたしかにないな。これは、UMAだ。
右下の恍惚とした鳥もちゃっかり描いてますね。


ホロホロチョウの上部には谷岡ヤスジが。
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アーサーとか叫ばしてみたい。

そしてときおり散見されるオブジェクト
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「ま」を上下につなげたようなの。チャネリングか?

恐らくはウルトラ兄弟の誰がしかが空中にのろしのように描くサインと
呼ばれるものだと思うが詳しい事はよくわからず。詳しい方がいたらご教示ください。

このサインは時折へのへのもへじと行動を共にする事があります。
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ラストはニューロティカのボーカルを思わせるパンク鳥「エトピリカ」に
襲いかかるドリル走行車。

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科学特捜隊の社用車かなんかだろうか?
とにかく目にやる気がない。


という訳でくちばしから鳥の事が好きになったんだなあという
どうでもいいルーツと見つめ合う事から始まった2010年でありました。

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