カカシコレクション'09 その2
<人物部門>
■はやってるあれ
もうこのピンクのベストはもはや象形文字化しておりますね。
かかしモードを発信するとともに世相を写す鏡としての側面も持つこの祭典が
彼らをおさえないわけがありません。見事なできばえですね。
■新米(ルーキー)ズ
これもメディアで露出したおしでしたね。
写真を貼付けるとは恐れ入った。
一番左のバットの持ち方は果たし合い以外のなにものでもない。
■なんちゃってマイケル
ネバーランドから田園へ
タイトルの「なんちゃって」は色が黒すぎるのでひょっとしたら
ジャネットのほうかも知れませんよって意味なんであろう。
■直江さま
兜に愛とかいって戦場だというのになめた野郎だ」という話をよく聞くが
愛ってのは愛宕権現の愛って説が大勢です。(仁愛とかって説もある)
戦に勝つには3つの条件(三才)が必要であってすなはち「天の時」「地の利」「人の和」
いわゆる「天地人」であるがここにおわす兼続公の説く三才はさにあらず。
「田地人(でんちじん)」
「田の時」と「地の利」の差別化がとっても難解だが
相手の兵隊がぐにょんぐにょんの田んぼの泥土にずぼりとはまって
身動きがとれなくなっててラッキーこれぞ田の時、我が軍はといえば
ちゃんと土肥の畦道に整然と立ち並んでいたもんだから下の土もかたくて
しっかり腰を入れて槍をつきまくれるのだ、地の利も我が軍に味方しておる、
呼応しておる、利が調和しておる。そおれ兜首。みたいな感じであろうか。
<世相部門>
現代を写す鏡としてのかかし祭りの真骨頂がこの部門。
かかしを見れば今がわかるといっても過言ではない。
■おれ、オレオレ
サッカーで味方を鼓舞する音頭ではない。
「お断り 振り込め詐欺」体現止めで力強く、この世の不正をただすのだ。
とてもしっかりしていてガチでストロングな感じのおばあちゃん。
振り込め電話なんて仕掛けようもんならたちまち逆探知の上、いしうすか
なんかで正義の鉄槌がくだされ、脳漿を叩き割られるに違いない。
このニート感といい、首からぶらさげた携帯電話といい、雰囲気でまくりの
振り込め詐欺犯。一体何を参照してここまでの具象化に成功したのだろうか。
これだけでも文化財に認定し、高野山かなんかに押し込んで、末代まで振り込め
詐欺の悲劇を語り継いでほしいものだ。
■孫のおいかけ
いつの世も、親が子を思う気持ちに変わりはない。そして我が子の子、
すなはち孫であれば なおさらの事。そんな心情をかかしにこめた心温まる作品。。
のはずであるが
怖い。。この二人の間に走る緊張感はどうしたことだろう
,焦点の合わない漆黒の瞳に微笑を浮かべ、孫の肩に手をかける老婆の右手
にはでかく、角ばったキャメラ、
撮影うんぬんではなく
いまにもそれで少年を殴り倒しそうな謎の企みに満ちている。
顔面蒼白な中に微笑を浮かべる前方の少年も負けずにおそろしい。
カメラで殴ったくらいじゃ死なないよ。ふふふ。
西岡兄妹的なタッチで描かれる祖母と孫の暗黒に彩られた悪夢。
子供のポーズがちょっと妖怪ひょうすべっぽい。
■ジャマイカ旋風
100mでついに9秒6の壁が破られたりしてすごかったですね。
どうでもいいが、シークレットシューズは知らないうちに10cmの壁が破られていたりして
これもすごいなあ。
http://www.10cm-up.jp/grow.html
次回はエコ部門と誰も注目してないでしょうがいよいよ09’グランプリの発表です
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